夏合宿-白馬
宮崎大学ワンダーフォーゲル部夏合宿2010_北アルプス(白馬岳~唐松岳)
概要
日時:2010/8/16~8/25
メンバー:みやざき、みやた、のとはら、あまご、かめだ、みちだ
行程
>koutei_kita.pdf
レポート
●8月16日-晴れ
部室集合後、宮崎港へ。
19時出港のフェリーで大阪へ。
この日はフェリー内泊。
●8月17日-晴れ
7時大阪南港着。
バス、電車を乗り継ぎ白馬(長野県)を目指す。
中津川駅でメンバーの一人が体調不良を引き起こす。
この日は安静のため、中津川のビジネスホテルに泊まる。
●8月18日-晴れ
中津川から電車を乗り継ぎ白馬へ。
12時30分、白馬岳登山口である猿倉に到着。
13:00登山開始。
木々が生い茂って、風が吹かずとても熱い。
14:07白馬尻小屋着。
本来8月17日の時点で白馬まで来て、18日の始発のバスで猿倉に行き、登山開始が7:00となる予定だったが、17日の体調不良のため、予定が大幅にずれてしまった。
行程では白馬岳頂上宿舎まで行くつもりだったのだが、この日は白馬尻小屋にテント泊となった。
テン場からは白馬大雪渓が見えており、上のほうから冷気が降りてくるのがわかる程だった。
●8月19日-晴れ
大雪渓を登り、白馬岳を目指す。
6:50白馬尻小屋発
30分と歩かないうちに大雪渓入り口着。
アイゼンをつけ雪渓を登る。
雪の上で、少しは涼しいのだが、汗が雨水のように滴り落ちる。
写真ではどのくらいの傾斜か伝わりにくいのが残念だが、この雪渓はなかなか急傾斜になっている。
しかも4キロもある…。
はじめのうちは『おぉ雪だ~!』と、九州人らしい言葉を口にしていたメンバーだったが、さすがに4キロもこれが続くと…(^^;)
11:55頂上宿舎着。
テントを設営し、ラーメンを食べ、白馬岳ピストンに出発。
14:15白馬岳山頂(2932m)着。
山頂は若干ガスに包まれ始めており、あいにくの景色ではあった。
▲山頂。
▲お食事風景
この日はマーボー丼(開封時爆発注意。)を食べ就寝。
夜、目が覚め外に出てみると、ガスが晴れて空が満天の星に輝いていた。
そこでプラネタリウムを見ているような、星の数だった。
●8月20日-晴れ
3:30起床。
5:00出発。
この日は杓子岳、白馬鑓ヶ岳、そして今回の合宿での第一の難所である不帰ノ剣を越え、唐松岳へと進む(予定だった)。
出発から1時間、
6:10杓子岳山頂着。
前日登った白馬岳の形がはっきりと見えた。
また、日の出から1時間ということもあり、眼下には雲海が広がっていた。
▲日の出
▲剣岳。去年、映画にもなり一般人でも聞いたことくらいはあるだろう。
▲槍ヶ岳。触ると痛そうなくらい尖ってる。じゃぱにーず まったーほるん。
▲富士山。
7:40鑓ヶ岳山頂着。
雲も晴れ、周りを見渡せば、西の方には立山、剣、槍、と言った北アルプスの名峰達が、東の方には日本最高峰、富士山の姿までも見渡すことが出来た。
鑓ヶ岳から1時間、
8:40天狗山荘着。
この山荘から唐松岳を越えるまでが難所の連続となる。
装備を整え、出発。
まずは天狗の大くだり。
急勾配を鎖伝いで下る。
手ぶらならいいものの、背中には30キロ程のザックを背負っているためなかなか簡単にはいかなかった。
▲天狗の大くだり。チェーン切れたら死ぬ。
下り終えるとホッとため息が出る。
いよいよキレットへと入る。
だが、ここで問題が発生。
キレット一峰を越えたあたりで、メンバーの一人が熱中症と思われる症状を表し、身動きが取れない状況となってしまった。
<略>連絡-搬送-ビバーク
●8月21日-晴れ
4:00くらいに起床。
5:00出発
前日は一峰と二峰のコルでビバークした。
背中が痛い。
▲ここにテント張りました。ここが一番平らでした。
▲夜明け。
今日は、不帰ノ剣を通り、唐松岳に登り、エスケープである八方尾根を下る。
不帰ノ剣で、3日程前に高校の教師が転落死しているというニュースを聞いていたため、身が引き締まった。
通ってみて思ったが、確かに落ちたら確実に死ねるところだった。
キレットは30キロも荷物を持っていくところではないということを身をもって知った。
俺の、生きたい!!!まだ死にたくねー!!という思いが通じたのか、無事通過することができた。
ほかのメンバーも大丈夫だったようだ。
▲太陽が昇った。3000m近い高度からの景色。
7:16そんなこんなで唐松岳山頂着。
ここまでくると、山小屋も見えているし、だいぶ安心できた。
7:45唐松岳山荘着
ここから八方尾根を下る。
2時間ばかり行ったところからロープウェイに乗り、多忙で暑苦しい下界へと下ることとなった。
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この日は信濃大町の旅館に泊まり、とりあえずのお疲れ様会をやった。
●8月22日-晴れ
18切符を使い、大阪まで。
大阪南港からのフェリーで宮崎へ。
この日はフェリー内泊。
●8月23日-晴れ
8:30宮崎着。
9:00部室着。
解散***合宿おわり。
感想
今回の合宿を通して、部全体の活動方針などを見直す必要があると思った。
それに関しては後日報告会などを通して話し合いを行いたい。
また、今回の合宿において、いろいろと手を貸してくださった皆様には感謝したい。