活動名

宮崎大学ワンダーフォーゲル部2010年夏_富士山登山

概要

日時:2010/9/1~9/6(実質4日間)
メンバー:じゅんじ、おはら、あまご、のとはら

行程:

日時 内容 メモ
9/1

23:30部室集合

ナチュラルハイ。
9/2 0:00出発(車)
5:00門司駅着
5:52発の電車で御殿場駅(静岡)を目指し、ひたすら進。

青春な18切符の利用。
乗り換え10回
乗車時間16時間

9/3

0:08沼津着(沼津のカラオケ泊)
8時頃の電車で御殿場へ。
御殿場からバスに乗り、富士山須走口五合目へ。
12:00登山開始(2000m)
13:20六合目着(2700m)
15:20七合目着(2950m)
17:00就寝

この日は七合目の山小屋大陽館に泊まる。
9/4 0:30起床
1:00出発
1:56八合目着(3200m)
4:34山頂の鳥居着
5:13御来光
6:33『3775.63m』
10:00御殿場口新五合目着(1500m)
温泉に入り、終日御殿場散策。
この日は御殿場駅前のネットカフェ泊 。
日本最高峰踏破
9/5 5:00起床
5:30頃の電車で九州を目指し、ひたすら進。
23:50門司駅着
青春な18切符の利用。
乗り換え9回
乗車時間15時間30分
9/6 車で部室へ。
5:00部室着-解散
眠い。

 

発端
富士山は割と簡単に登れるという話をどこかで耳にし、それについて調べていたところ、九州大学ワンダーフォーゲル部さんのhpで富士山登山についての記事を見かけた。その記事よると、18切符を使うとすごく安く富士山に登ることができるようだったので、自分たちもやってみようと思い、夏休みのこの時間を利用し、企画してみることにした。

登山
とりあえず安く!をひとつのテーマとし、いろいろ調べたところ、どうにか一日で静岡まで行くことができることがわかり、上にあるような行程で旅は進んだ。出発が陸の孤島宮崎からということもあり、静岡までの移動はとても疲れた。睡眠不足のまま始発から終点までの乗車を何度もくりかえし、乗り換えの度に断続的な睡眠から覚まされ、ちょっと大き目のザックを持って平日昼間の電車に乗ることはなかなか疲れるものだった。
沼津に着くころには何もしていないのにヘトヘトになっていた。

▲門司駅

▲朝食。食費を削るため、2斤で170円くらいのパンを食べる。

沼津ではカラオケに泊まった。

次の日の朝バスで五合目まで行き、いよいよ登山開始。

▲五合目登山口

いろいろある富士山登山ルートの中から、今回は須走口ルートを選択した。

富士登山-
富士山登山…森林限界を超えるとずーっと同じような景色で、火山特有のガレ場の歩きにくさと、急な傾斜でとてもきつかった。
高山病においては何も心配することはなかった。
日本アルプスとかと比べると全然楽なのだが、この単調さはちょっとした忍耐力すら必要とする。

この日は7合目の山小屋に泊まった。
富士山はテント泊ができないのが残念だ。

 

▲7合目でもそこそこの高度感.

日の出に備え17時就寝。

日付が変わり、午前1時出発。
真っ暗な中、山頂を目指しヘッドライトの明かりのみで進む。

八合目を越えたあたりからなにやら山の上のほうにかけてきらめく筋が見える。。。よくよく見ると全部ヒト!

ツアー客の集団とぶつかってしまった…

行列は山頂までつながっており、予定時刻より30分ほど遅れての山頂着だった。

▲頂上付近の鳥居

富士山の登山シーズンは8月いっぱいで終わりのため、登山客はいないだろうと踏んでいたが、読みが甘かったようだ。この時期にこんなにヒトがいるなら、シーズン中はいったいどれくらいのヒトがいるのだろう…

御来光

日本最高峰から見る御来光はとても綺麗だった。
地平線が群青色から赤みがかったオレンジ色に染まり、煌々と輝く太陽がその姿を見せる。
登山客の歓声と、一斉に切られるシャッター音が印象的だった。
手を合わせ、拝みたくなるような光景だった。

ツアー客とあたってしまったとき、御来光を山頂から拝むのは無理かと思ったが、ぎりぎり間に合ってよかった。

最高峰
3775.63メートル。
富士山最高峰剣ヶ峰の標高。
『最』高峰。ここにいるだけでなんかうれしくなる。
日本に生まれて21年目にしてついに日本最高峰を踏むことが出来た。


▲日本最高峰で。

▲影富士と南アルプス

砂走り
富士山名物の下山ルート。
一面砂で、走れば一歩が3mになるくらいのスピードがでる。
登りは6時間くらいかかったが、くだりはこの砂のおかげで3時間ほどで済んだ。

▲砂走り

お会計
これだけすばらしい経験をしたのだから、もはや金額なんてどうでもよくなっていた。
だが、一応のテーマではあるため、計算しておく。

---会計---

◆交通費
電車\4800
バス\4000
ガソリン\
高速\6000/4

◆食費
パン\200
飲料\1000
トンカツ\1200
うなぎ\500
弁当\500
おにぎり\300
モス\350
パスタ\800
アイス\100

◆宿泊費
山小屋\6300
カラオケ\1800
ネカフェ\1900

◆その他
温泉\500
トイレ\200

◇合計:25000円+ガソリン+高速代

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▲傍若無人の乗車風景の図

感想
3万円以内でこれだけ充実した旅ができ、かつ日本の最高峰を踏むことが出来たのでこの企画は成功だったと思う。
睡眠不足などで、確かにきつくはあったが、終わってみると、妙な達成感に包まれる。
いい経験が出来たと思う。

もし、夏休みをあてもなく過ごしている学生がいたら、18切符を使った富士山旅行をお勧めしたいと思う。